あいちコミュニティ財団評議員、任期満了で退任しました!

ちょっと時系列がさかのぼりますが。

評議員として参画してきたあいちコミュニティ財団。

先日、4年の任期を無事に終えて、評議員を退任しました。

先日は最後の評議員会に出席。お役目完了です。

退任記念にぱちり。報告書を手に記念撮影しようとすると、なぜか私のネームプレートを掲げるふたり。。独立おめでとうの気持ちの表れ、だそうで。

代表の木村真樹さんから、「コミュニティ財団を作りたい」と言われてから約6年。

 

東日本大震災の発生の衝撃からまだ冷めやらない頃、ふらりと寄ってくれた名古屋の実家の玄関先でそんな話を聞き。

そうかそうか、それは大変だけど今の日本に必要なチャレンジだよね、という話をしたことを覚えています。

設立準備の過程も、東京在住者であるものの時々ご一緒させて頂きました。

財団設立後は評議員の末席で、財団運営に参画させて頂くことに。

 

名古屋出身、東京担当の評議員として、CANPANさんにもお世話になりながら、セミナーを開催させて頂いたり。

その時のブログ→「プロセス解説しちゃいます!/「あいちコミュニティ財団流・セオリーオブチェンジのつくり方」9/5開催です。」
http://blog.livedoor.jp/mizutanieri/archives/9551656.html

名古屋で開催される勉強会やセミナーに呼んでいただいたり。

同じくブログ記事→「『成果志向の補助金・助成金』のために。助成する側の皆さんと共に考えた3時間。」
http://blog.livedoor.jp/mizutanieri/archives/8133361.html

「セオリー・オブ・チェンジ(Theory of Change)案を素材にディスカッションして考えた2つのこと」
http://blog.livedoor.jp/mizutanieri/archives/8100748.html

こんな冊子もありますよ。

私もお話させて頂きました。

 

コミュニティ財団という

まだほとんどの人が、見たことも聞いたこともないけれども、これからの地域に必要だと心から思える仕組み

の運営に携わらせて頂いたことは、得難い経験でした。

 

お金を切り口に、あるいは支援やプロボノを切り口に、沢山の人たちが関わる。

その1つの具体的なショーケースを目の当たりに出来たことも、貴重でした。

自分自身も、いくつかプロボノプログラムのマネジメントを経験していますが、あいちには愛知流の知恵が詰まっていて。

時々セミナーやシンポジウムなどで木村くんとご一緒するたびに、工夫の一端を学び、自らの取組みと相対化させてもらっていました。

 

私は民間の公益的活動を支える観点からは、「参加」ということが一つのキーワードになると信じているタイプの人間なのですが。

意思を持った人が継続的に公益活動に自ら参加し続ける仕組み

を成立させることがどの位大変なのか、ということも、常々感じていることであります。(これについてはまた別の機会にまとめて書きたいと思っています。)

そんな中で、お金の循環と知恵の循環に取り組む仕組みが、自分の良く知る地域にあるということは、誇らしくもありました。

財団の事務所が入居しているビル。地下鉄の駅から、夏の日がまぶしい道を歩きながら。

最後の評議員会に出席して思ったこと。

それは、まだまだ成長途上ではありながらも「地域を支え、コミュニティを耕す財団」として、本当に本当のはじめの一歩の試行錯誤は一巡しつつあるのかなあ、ということでした。

出すべき成果や果たすべき役割から考えれば、ゴールは遠く、道のりが長いですが。

最初の立ち上げの頃と比べると取り組みの質が変化していて、社会と組織の双方の進化を実感しました。

休眠預金や社会的インパクト投資など、ソーシャルセクターの資金循環のあり方は変化の最中にあります。

だからこそ。

また将来、必要とされる機会があったときに、価値を出せる存在でありたいなぁと思った最後の評議会でした。

そうそう、木村くんの初の単著も拝読しましたよ。

「はじめよう お金の地産地消」http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2167

英治出版さんから発売。Amazonでも購入できますよ!

momoを始める前から、会うたびごとに聞かせてもらってきたことだったり。

あの時あんな話したよなあ、とか。

あの時の投影資料だ、とか。

懐かしくも新鮮に思い返しつつ、私自身も改めて振り返りながら拝読しました。

評議員としては最後の参加となった評議会の様子。メンバーがまた、素晴らしいのです。留任・新任の皆さまも素晴らしいですよ!

代表の木村さん、事務局長の長谷川さん、評議会仲間の皆さま、理事監事の皆さま。そしてあいちコミュニティ財団をご支援くださった全ての皆さま、ありがとうございました。

この先も課題解決を加速させる取り組みであり続けられますように。

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