G8社会的インパクト投資タスクフォース国内諮問委員会あらため、GSG国内諮問委員会 第10回会合、でした!

G8社会的インパクト投資タスクフォース国内諮問委員会あらため、
GSG社会的インパクト投資タスクフォース国内諮問委員会
第10回会合、でした!

GSGとは、Global Social Impact Investment Steering Groupの略。

2013年のG8先進国首脳会議で、イギリスのキャメロン首相の呼びかけのもと設置された、「社会的インパクト投資の促進」を国際的に推進していこうという枠組みです。

日本では、 政府代表を外務省が、
民間代表を日本財団が 務めています。
http://impactinvestment.jp/about/

国内諮問委員会のメンバーはこちら。(http://impactinvestment.jp/member/

◆自分の関わりについて

私自身は、前職の頃から、この国内諮問委員会に出席させて頂いています。
2015年にはコーエン卿をお迎えしたシンポジウムに合わせて、こんな報告書を、MURCの同僚と共に執筆しました。
「社会的インパクト投資拡大に向けた提言書」
http://impactinvestment.jp/2015/06/proposals.html

2015年からは、社会性認証&社会的投資減税の促進のためのWGも、担当させて頂いています。
(上記の提言書の中で、重点分野を抽出し、WGとして進めることになった訳です。)

◆第10回会合について

先日の第10回会合の今回のアジェンダでは、

  • 自民党社会的事業特命委員会の活動について
  • Social Imapact Bondのモデル事業について

といったあたりのゲストプレゼンを中心に

  • ソーシャルインパクトボンドの現状
  • 休眠預金
  • ソーシャルインパクト評価イニシアチブ

といった、本分野のホットイシューの現状の共有が行われました。

自民党自民党社会的事業特命委員会から出された提言書はこちらに掲載されています。
「社会的事業に関する特命委員会 第一次提言
〜ソーシャルベンチャー市場(社会的事業)の拡大に向けて〜」
https://www.jimin.jp/news/policy/135019.html

<プレゼンするゲストスピーカー(自民党 伊藤達也議員)>

◆休眠預金に関する内容共有

今回の第10回会合、私にとっては退職し所属が変わってから最初の会でした。

今回は、4月から改めてお世話になっている日本ファンドレイジング協会の鵜尾さんと共に、休眠預金の現状について、共有を目的とするプレゼンテーションを行いました。

私からは、共同事務局を担っている「休眠預金未来構想プラットフォーム」の活動の様子について、お話をさせて頂きました。

ちなみにGSGの委員長をお務めの小宮山先生は、内閣府の休眠預金に関する審議会でも座長を担われています。

休眠預金の目的は、革新的な手法による社会的課題の解決。
同時に民間側は、休眠預金に頼り過ぎることなく、民間資金を獲得し、社会の血流として社会的課題解決に必要な資金を世の中に還流させることが求められています。

 

つまり、休眠預金は「打ち出の小槌」ではなくあくまでも「梃子」であり、活用する側はレバレッジを効かせるための努力を行うこが求められているのです。

 

そうした意味でも、社会的インパクト投資という議論と、休眠預金を巡る議論がこうやって重なりながら進んで行く事は意味があると感じた、そんな会合でした。

関連記事