渋谷のラジオ 7月/「子育てしながら街に出よう!」ゲスト:せたがや子育てネット 松田妙子さん

隔月第1週火曜に担当している渋谷のラジオ。
今月はNPO法人せたがや子育てネット 代表理事の松田妙子さんをゲストにお迎えしました。

渋谷が出身地だという松田さん。今日はせたがや子育てネットでのキャッチフレーズである「子育てしながら街に出よう」をどう実現していくのか、そのためにどんなトライをされているのか、色々とお話を伺いました。

松田さんは冒頭、ご自身がこうした活動に関わることになった背景には

  • 生まれ育った渋谷の街でのご近所づきあいや
  • 第一子を出産された後、転勤のため知らない街で暮らしていた時に近所の方に助けられたご経験
  • 東京に戻ってきた後、お互い様の暮らしを実現したい、助けられたお返しがしたいと思ったこと

などがあったとお話して下さいました。

放送開始前の松田さん。この笑顔に何人の子育てに悩む親たちが救われてきたことか!

 

松田さんとは、世田谷コミュニティ財団設立準備会の活動でもご一緒してきました。

財団設立後は、アドバイザーとして運営に関わって頂いています。

そんな松田さんは、コミュニティ財団設立に向けたアクションの中でも、こんな素敵な呼び掛け文を書いて下さいました。

Readyfor ウェブサイト
「日本初の本格的な都市型コミュニティ財団を、世田谷につくりたい」
設立発起人からのメッセージ 松田妙子さん

2017年3月に実施したクラウドファンディング。松田さんは周りの方にどんどん声をかけて下さって、それはそれは心強かったのです。

そこにはこんな言葉が書かれています。

2000年に地元東京に戻ってきて、寄る辺ない気持ちで子育てする人が多いことが気になりました。

既存の昔ながらの場所は一見さんお断りに感じられてしまって、特に新しく引っ越してきて赤子を連れている人は行く場所が無いように感じてる人が多かった。何より2人目の産後で体調が悪くて、自分も辛かった。

三重でやっていたことの続きで、常設の居場所をつくろう!と思いました。すぐに場所を見つけて、家賃払って始めてしまっていました。(中略)

 子育ては、まちづくりだ、と思いました。子どものいる暮らしをどう仲間とつくっていくか。産前産後の支援メニューも、なかったら、つくってしまえ

そして松田さんは言います。「相互支援は循環する」「街の中に自分の役割があるって素敵なこと」だと。

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今日は例えば、こんな取組みをご紹介下さいました。

1.「赤ちゃんを連れて学校へ行こう!」~中学生向け、家庭科の授業での取組み/区内6校で開催

2.区民版 子ども・子育て会議

3.子育て支援の居場所づくり

共通しているのは、
・「頼りながら、お互い様で子育てしていこうよ」というおおらかで温かく、前向きな姿勢と、
・「小さくて良いから、まずやってみようよ」という能動的でポジティブな姿勢だなと感じました。

私自身も子育て世代ですが、今日松田さんがラジオでお話下さったことはどれもうなずくことばかり。

子どもがいることは、確かに制約も多いですが、その分広がる世界も確実に存在します。

松田さんからは、その広がる世界を楽しみながら、まちに出て、「楽しい」も「大変」も共有しながら進んでいこうよ、というメッセージを頂いたように思います。

渋谷のラジオは、以下からお聞きいただくことが出来ます。
松田さんの優しいメッセージ、ぜひお聞きください!

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渋谷のラジオ 「渋谷社会部」
2018年7月3日(火)9:00~9:55
https://note.mu/shiburadi/n/nf691c66be87e

【出演】
松田妙子さん(NPO法人 せたがや子育てネット 代表理事/ゲスト)
水谷衣里  (株式会社  風とつばさ 代表取締役 /パーソナリティ)

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