【出演しました】「ダイバーシティニュース(社会)」5/26放送
インターネット配信番組と、FM放送が融合した情報番組「ダイバーシティニュース」。
2025年5月26日(月)の放送に、ゲストコメンテーターとして出演しました
キャスターは、いつもお世話になっている丸山裕理さん。
常に冷静に進行して下さり、助けられること数知れず、です

この日の後半は、私も理事を務めている「公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン」から、ファンドレイジング部マネージャーの小嶋 新さんにゲストとしてご出演いただきました。
ということで、その時の様子をupです
■番組前半は「ニュースピックアップ」を
番組前半は5つのニュースをピックアップしてご紹介する「ニュースPickup」のコーナーです。
この日取り上げたのは、以下の5つのテーマでした。
1. 東京メトロ、制服勤務のルールを緩和
2. 首都圏の私立大学生、受験〜入学費用は過去最高の231万円に
3. 中学の部活動改革 有識者会議が提言をまとめる
4. 世界の「国内避難民」総数、過去最多の8,340万人に
5. オープンAI 公益性を維持する方針を表明
■ 1:東京メトロ、制服勤務のルールを緩和
・鉄道や航空業界で相次ぐ制服ルールの緩和について、気候変動やジェンダー平等と多様性、従業員の確保や定着への配慮といった観点から解説。
・改めて調べてみると、航空・運輸に加えて、学校教育の現場でも大きな変化が生まれています。
・また2019年に始まった「#Kutoo」ムーブメントや、文科省の生徒指導の手引き書の12年ぶりの改訂にもつながった、学校現場での「ルールメイキング」に関する背景などにも触れました。�
■ 2:首都圏の私立大学生、受験から入学までの費用は過去最高の231万円に
・昨年春に首都圏の私立大学に入学した学生のうち、自宅外通学者が受験から入学までにかかる費用は平均で約231万円に上り、過去最高を更新した、というニュース。
・一人あたりの受験回数が減少しているにもかかわらず、総額は上昇していること、物価高騰が続いているにもかかわらず、仕送り額は90年代の3割に落ち込んでいること、などを解説しました。
・東京都市圏と地方部との大学進学率は相変わらず差がありますし(特に女子生徒)、給付型奨学金の拡充は待ったなし、と思わされます。
■ 3:中学校の部活動改革 今後の方向性 有識者会議が提言
・いわゆる「部活動の地域移行」の話題です。
・指導者や受け皿確保、質の担保といった論点に加えて、これまで部活動が担ってきた教育的意義との整合(特に進学時の内申点の取り扱い)について触れました。
(「部活」の評価をどう扱うかは、各高校や自治体、教育委員会ごとに判断がなされていて、全国一律の取り扱いではない、つまりは自治体レベルでの議論が必須)
■4:世界の「国内避難民」総数、過去最多の8,340万人に
・国際移住機関(IOM)による調査。
・紛争や災害により各国内で避難民となった人が2024年末に世界全体で8,340万人に上ったとの報告に触れました。
・国境を越えていないことから、国際条約で難民として保護されず、しかし難民と同等の苦境に立たされている「国内避難民」。
・今回公表された数は、過去最多だった2023年/約7,590万人から750万人増加した最多記録を更新したもの。
・気候変動を踏まえると、今後も増加の一途が予想されます。
・解説では、「現実の直視」と「国際社会への知的貢献」をキーワードに解説しました。
・報告書では、能登半島地震における日本の経験にも触れられています。こちら必読だな、と。
■5:オープンAI 公益性を維持する方針を表明
・最後の深堀は、オープンAIの組織改編に関するもの。番組では、起業段階から公益性維持の表明まで、4段階に分けて解説を行いました。
・オープンAIは、営利部門を「公益目的企業(Public Benefit Corporation)」に再編する取り組みを続けながら、全体として非営利組織が支配する経営形態にとどまることになります。
・今回の報道では、オープンAIは本社を置くカリフォルニア州や、法人登記先のデラウェア州と協議をしていると報道されています。
・こちらは両州ともに、パブリックベネフィットコーポレーションの制度を導入している代表的な州です。
・パブリックベネフィット、つまり公益の実現を目指す法人形態がかじ取りを行う体制が維持されることは、注目に値する出来事(かつ本当にこのまま公益性が維持されるのか、大変注目されるべき出来事)です。
・今回の再編劇は、AIという地球の行方を左右しかねないテクノロジーを前に、創業時の目的、つまり「AIの恩恵をすべての人類に裨益させる」という創業期の精神を、いかにブラさずにいられるか、という戦いと捉えるべきだな、と。

■番組後半はゲストとのトーク
後半戦は、CFCディレクターの小嶋さんと。
限られた時間の中で、団体のこと、スタディクーポンのこと、ハロカルのこと、などなどばっちりお話し下さいました。
いつもご一緒している今井くんとはまた違う温度感で、CFCのことを語ってくれて、それもまた良かったな、と。
番組の内容は、Youtubeからお聞き頂くことが出来ます。
(もちろんradikoからも視聴可能です。)
皆さま、よろしければぜひ、お聞きください!