地域金融機関はソーシャルビジネスをどう支援するか?(寄稿:近代セールス)

9月号のこちらの雑誌に、こんな記事を書きました。


タイトル
「徹底分析:コミュニティビジネス・ソーシャルビジネスの現状と金融機関による支援」 


近代セールス社さんから出ている雑誌で、金融機関の職員の方が読まれているとのこと。

記事内では、
・西武信用金庫×日本財団×ETIC.の融資商品Change
・きょうとNPO支援連携融資制度
などにも言及させて頂いています。

きょうとNPO支援連携融資制度は、
京都地域創造基金と4つの金融機関(京都信用金庫、京都北都信用金庫、京都銀行、京都中央信用金庫)が取り組む融資商品ですね。 
制度詳細はこちら。

changeの詳細はこちら

それから、過去調査から、ソーシャルビジネスの事業規模推計も掲載。
内閣府さんからの委託調査だったのですが、もちろん推計なので数値の限界はあるものの、1つのよい例示が出来たのではないかと思います。
元の調査はこちらからどうぞ。

「我が国における社会的企業の活動規模に関する調査」
(日英両方のサマリーもありますよ。)

社会的企業の経済規模
[2014 年(平成 26 年)時点の我が国における社会的企業の数は 20.5万社(11.8% 2)、 社会的企業の付加価値額は16.0 兆円(対 GDP 比 3.3%)、有給職員数は 577.6 万人。さ
らに、社会的企業の社会的事業による収益は 10.4 兆円(17.1% 
3)。]

いつも書いていることではありますが、金融機関の営業担当の方が良く読む雑誌、と伺ったので、
・ソーシャルビジネスといっても構えて考える必要はない。むしろ自然体で接することが大切
・課題解決の担い手であり、経済活動の担い手。普段通りコミュニケーションを
という趣旨の内容で結んであります。

と同時に、西武信用金庫にしろ京都にしろ、「こういう特徴的な商品の存在がこの世界を少しずつ作り門戸が開いてきたんだよね。それって凄いことだよね」という気持ちもあるわけです。

多分どっちも正しいなぁと思う。どっちも間違っていない。

でもま、捉え方は置いておいても、これは皆、お金を媒介にして、地域の力を底上げする取り組みなんだなぁと思うわけです。そこを通じて広がりを持って繋がる、というか。
一緒に地域課題の解決を担う人たちだから、ですね。ソーシャルな皆さんも。地域金融機関の皆さんも。

ということで、近代セールス9月号、お手に取られる機会のある方はぜひ、ご覧下さい!
2016年09月06日 | Posted in 過去ブログからの移行記事(2017年3月以前) | | Comments Closed 

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